ふんだんに木を使った快適で低廉な本格木造住宅
沖縄「森林の家」

沖縄「森林の家」は、ふんだんに木を使い、調湿性・断熱性・吸しゃ音性の快適で、亜熱帯気候に適した仕様の住まいを実現しました。厚材を2枚重ねた柱を複数本並べて「列柱パネル(列柱壁)」(名付けて「琉球ウォール」)をつくり、在来軸組工法(注を参照)の柱と柱の間に組み入れて、土台と梁(はり)ではさみ込み(写真を参照)、がっちりした家を造り上げる画期的な工法です(実用新案登録第3235622号/登録日・令和3年12月9日)。
「琉球パネル」は、構造上、「筋交」を「補強する部材」(内装壁)ですが、公的機関での耐力試験の結果、揺れの耐力を示す壁倍率は通常を超える数値を示し、耐地震・耐強風性を実証しました。もちろんシロアリ対策を講じて、家族そろって永く住める本格木造住宅を提供します。また、建築資材を事前に製材プレカットして、建築現場に持ち込んで組み立てるので、建築工期を短縮し、建築費を抑えるとともに、沖縄の離島や海外でも同様な建築を可能にしました。。
〔注〕軸組工法とは……建物の柱(縦の構造材)と梁(横の構造材)を組み合わせた軸組みに、壁や床を取り付けていく工法です(図を参照)。日本で昔からお寺や神社、住宅に採用されてきた工法で、「在来工法」とも呼ばれています。部屋の広さや形など間取りが自由で、開口部も大きく取れ、部屋数を増して二世帯住宅にするなどリフォームも柔軟にできます。木の調湿効果や癒し効果に伴って、なによりも木のぬくもりのある住まいとなります。
※軸組工法とツーバイフォー(2×4)工法の違い……前者が柱・梁・筋交を組み合わせた「線」構造なのに対し、後者は「パネル」を組み合わせて床や壁を作る「面」構造となりますが、軸組工法の方が間取りやリフォームなどの面で自由度があります。

RC造りやビルの室内の「木質内装」に活用も可

「列柱パネル」は、RC造りやビルなどの「内装壁」に利用し、部屋・事務所・店舗内を快適で、美しく飾る木質内装として活用できます。

話題 ニュース

■沖縄「森林の家」の「パンフレット」と「リーフレットチラシ」をご用意しています

「パンフレット」(A4版・4頁)は、沖縄「森林の家」の特徴や、建築工程の説明、(一社)沖縄の家事業グループの目的などを紹介し、また、「リーフレットチラシ」(A4版・2頁)では、本住宅の建築施工に当たっていただく菅沼工務店(恩納村)の菅沼正典代表の講演録より「木の9つのいいとこ」(右図参照)を掲載しています。

沖縄「森林の家」のパンフレット」及び「リーフレットチラシ」をそれぞれクリックしますと、ファイルをご覧になれます。ご入用の方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。プリントして必要部数をお送り申し上げます。

■沖縄「森林の家」の建築工程をプレゼンテーション

沖縄「森林の家」プレゼンテーション をクリックし、沖縄「森林の家」の<建築工程>のスライドを開いて、編集を「有効」にして、上部真ん中の「スライドショー」をクリックし、そのあと、左上の「最初から」をクリックすると、10秒おきに建築工程のスライドが移動しますので、ご覧になってください。

■「沖縄の家」構想の具体化として沖縄「森林の家」を開発

沖縄「森林の家」は、沖縄・国際物流拠点形成研究会(主宰:齋藤勁元衆議院議員)で提唱された「沖縄の家」構想(南九州から木材を移入し、沖縄で本格木造住宅を開発し、東アジア各国に輸出する)(右図を参照)を具体化するため開発されました。東アジアに開いた沖縄づくりのひとつの事業、プロジェクトです。

■ 「沖縄での木造住宅建築の課題」講演会を開く

沖縄の家事業グループは、沖縄「森林の家」の建築のご希望を募るとともに、併行して木の特質や木造住宅の良さの啓発のための講演会を開いています。その4回目の講演会として、「沖縄での木造住宅建築の課題」講演会を2024年7月6日、那覇市で開きました。

沖縄では木造建築が増える中、「床の反りや木材の腐食などの問題が出ている」との声もあり、宮崎より本格木造住宅の設計士である岡薗正浩氏(「正浩設計」代表)を招いて、木の特質や木造軸組工法、また「列柱パネル及び列柱パネル工法、沖縄での(亜熱帯気候下の)木造住宅建築の注意点、課題について、お話していただき、参加者との意見交換をしました。詳しくは、「沖縄の家通信」第3号(2024年7月10日発行)を(クリックして)ご覧ください(講演会のニュースのバックナンバーは「沖縄の家通信」のコーナーに掲載しています)。

また、沖縄・国際物流拠点形成研究会を主宰する齋藤勁元衆議院議員は「勁草塾」(けいそうじゅく)の代表理事を務めて、機会あるごとに沖縄に、国際政治学者の寺島実郎先生を招いて講演会を開いています。次のとおり、ご紹介します。

■「アジアダイナミズムの中での沖縄活性化戦略」をテーマに

 --寺島実郎先生が講演--

2023年7月28日夕、那覇市のJAおきなわ真和志支店会議室で(一社)勁草塾沖縄事務所(齋藤勁代表理事)の夏期特別講演会が開かれ、国際政治家の寺島実郎先生が講演しました。テーマの「アジアダイナミズムの中での沖縄活性化戦略」をクリックすると、講演会のまとめをご覧になれます。

また、勁草塾主催の寺島実郎先生の過去(2021年、2022年)の講演会も次のとおり、ご覧できます。

「沖縄から東アジアの平和と共生を」――寺島実郎先生講演会を開く――

2022年7月20日夕、沖縄市の市民会館ホールで、寺島実郎先生(日本総合研究所会長)と玉城デニー沖縄県知事を迎えて「沖縄から東アジアの平和と共生を」のテーマの講演会が開かれました。主催は勁草塾(けいそうじゅく)沖縄事務所(齋藤勁代表)。後援:琉球新報社、連合沖縄。協力:(一社)寺島文庫ほか。

この中で、寺島実郎先生は「コロナ・ウクライナ危機を超えて――沖縄の未来構想は何か」と題して講演、「アジアのダイナミズムを取り込むことが沖縄の課題」と提起しました。

玉城デニー沖縄県知事は「新・沖縄21世紀ビジョン」について説明し、県民の参加を促進して「ビジョンの着実な実現を目指す」と決意を述べました。

講演会のタイトル「沖縄から東アジアの平和と共生ををクリックすると、寺島実郎先生の講演や、玉城デニー県知事の話、会場の参加者を交えての質疑討論など、東アジアに開いた沖縄をどのようにして創り上げるのか、示唆に富んだ提言や指摘、意見をご覧になれます。

なお、本講演会に先立ち、2021年4月27日に那覇市・沖縄タイムスホールで開かれた、寺島実郎先生の講演と玉城デニー沖縄県知事との対談「コロナを超えて~東アジアの中での沖縄」の「まとめ」も、講演会のタイトルをクリックするとご覧になれます。

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